山は富士 海は瀬戸内 湯は別府(その4上)
「山は富士 海は瀬戸内 湯は別府(その3)」から
http://shiunmaru.at.webry.info/201608/article_3.html
7月14日
今日の朝食は個室でいただく。
昨日とはメニューが変わり、客を飽きさせない旅館側の配慮を感じられた。

今回の旅行は中二泊だけなので、今夜には別府港から帰途につく。
チェックアウトしてからフェリーの時刻まで、どういう順序で過ごそうか考えた。
といっても昼飯は"亀正くるくる寿司"、温泉は明礬温泉"湯の里"と決めていたので、問題はどちらが先かという事だけだ。
ホテルの玄関を出てから、意思が定まらぬまま鉄輪バス営業所までやって来た。

先に明礬温泉に行って、亀正くるくる寿司を後にした場合、昼飯と晩飯との時間が狭まりフェリーの中でバイキングの食い死にができないかもしれない。
逆にした場合、亀正くるくる寿司に開店早々入店できるので一昨日の様に待たされずに済むし、温泉に長時間浸かり腹ペコになった状態でフェリーに乗ることになるので、鬼のようにバイキングにがっつくことができる。
私の高速真空管がはじき出した答えは、『亀正くるくる寿司を先にして明礬温泉を後にする。』であった。
順序が決まると早速バス営業所脇のいでゆ坂をブラブラと下った。

しかし、時刻は未だ10時を少し過ぎたころ。
亀正くるくる寿司の開店時刻は11時。ここから亀正くるくる寿司へはすたすた歩けば15分程で着いてしまう距離だ。
スーパーマルショクで発泡酒を買い、店頭の喫煙コーナーで煙草を吸いながら飲むなどの時間つぶしをしつつ、ゆっくりとした足取りで坂を下った。
それでも開店20分ほど前には亀正くるくる寿司に到着してしまった。
驚いたことに、開店待ちの先客が既に10名以上居る。
駐車場に止まっている車は大分ナンバーだけではない。福岡や山口などの県外ナンバーも散見される。中には千葉の習志野ナンバーなんてのも居る。
『いやはや、本当に人気店なのだな~』と感心する。
昔の国鉄並みに正確な11:00ジャスト、糞暑い店外から冷房の効いた店内へと誘導された。
開店早々の客は結局20名程度だったので、席に誘導された時点では御覧の通りまだまったりとした雰囲気。

しかし、あれこれ品定めしているほんの10分足らずの間にあっという間に満席になった。
先ずはお気に入りの白味噌味噌汁を頂く。
この世で一番うまい飲み物は山崎でもフカヒレスープでもなく、緑茶と味噌汁だと思う。
『日本に生まれてよかった。』と実感できる味だ。

一昨日この店を利用した時は既に正午を廻っており、私の好きな"えんがわ"は終了していた。
今日はいの一番にこのえんがわを注文した。
巷の100円寿司で流通している怪しげな深海魚の背びれではなく、歴としたヒラメのえんがわを食べるのは久しぶりだ。
細かく糸切りされて巻き物で提供されたのは意外だった。
鮮度が良すぎるせいか、えんがわ独特の生臭さが感じられないのがちょっと物足りなかった。

えんがわが自分の欲求と合致しなかったので、ハズレの無い鯵に切り替えた。

そして、一昨日改めて見直した"さわら"。
これは本当に美味かった。しかも最安の\130皿にカテゴライズされているから尚嬉しい。

鹿児島産かんぱち。
関東ではブリより格下に位置付けられているが、見た目も味も素人にはブリとの違いを感じられない。

今回は少し変わった"はも"も注文した。
京都では高級食材として知られているが、京料理で提供されるはもは大抵九州産である。
ここではさわら同様最安の\130皿のネタとして扱われていた。

"えんがわ"や"はも"もそれぞれに良かったが、私にとっては"さわら"と鯵が最高に気に入ったので、"はも"以降も何度か追加で注文した。
今日も20貫程度食べたが、私の好きなネタが安皿ばかりだったため2千円でお釣りが来た。
正午過ぎに会計を済ませ店を出たときには、一昨日私が待たされた待合スペースは勿論のこと店外にも多くの客が列をなして入店呼び出しを待っている状態だった。
腹いっぱいになったので、後はフェリーの時刻までひたすら温泉に入るのみ。
今朝まで滞在していた鉄輪を通り過ぎ、明礬温泉へと向かう。
九州横断道路を経由して明礬温泉方面へ向かう系統は本数が少ないが、予めバス停の時刻表をスマホのカメラで撮影しておいたので、それに合わせて店を出た。
この"湯の川口"というバス停が亀正くるくる寿司の最寄りのバス停。

バスは時刻表通り直ぐにやって来た。
車内には中国語圏の観光客が数人乗って居た。
彼らは、私が先ほどまで泊まっていた"黒田や"を通り過ぎてすぐの海地獄で降りて行った。

昨日は小雨がぱらついていたが、今日はじりじりと照り付ける南国の日差しの下、明礬温泉の地蔵湯前バス停を降りる。
周囲は、暑さを増強させるかの如く山々に木霊する蝉の声と猛烈な硫黄臭に覆われていた。

今日も外国人団体さんの姿は見かけなかった。やはり隣県熊本で起きた大地震の風評被害のせいなのだろうか。
団体さんを乗せた観光バスが来たとしても、彼らは土産屋や湯の華小屋を冷かすだけで露天風呂には足を踏み入れないから助かる。
昨日と同じように湯の華小屋の間を抜け、坂を上り茶飲み処に到着した。
今日は先客が一組湯上りに飲み物を飲んでいた。

折角晴れているので風呂の写真を撮ろうかと思ったが、晴れていればこそ客が来るわけであり、3時間超の入浴中一人きりになる機会はなかった。
写真撮影は出来なかったが、別府最後の午後に嫌と言うほど全身に硫黄成分を付着させ風呂を上がった。
地蔵湯前バス停からの景色。
昨日は大分自動車道の橋でさえガスに霞んでいたが、今日は別府湾までよく見える。

途中鉄輪営業所でバスを乗り換え、別府国際観光港に寄るタイプの系統で下界へ下りた。

フェリーの時間までまだだいぶ余裕があるので、フェリーターミナル前をパスして2つ先の別府交通センターバス停で下車した。
この交通センター1階は大分県特産のお土産コーナーとなっており、職場へのちょっとした土産を探すのに好都合だ。
亀の井バスの"Myべっぷフリー乗車券"に付録でついているクーポン券を使うと、土産品を1割引きで購入できるので他所で買うよりもお得である。

岸壁伝いにブラブラ歩き、フェリーターミナルへ向かう。
今日これから乗船する船は、"さんふらわあ あいぼり"。
昨日同じ場所で僚船"さんふらわあ こばると"の出港シーンを見届けたが、今日は自分が船に乗る番だ。

乗船手続きだけ済ませ、また国道沿いの長浜ラーメン屋に入った。
これからフェリーのレストランで食い死にするために出来るだけ腹を空かせておくべきだったが、どうしても我慢ができなかった。
替え玉まで注文してしまった。

早速昨日もらった100円割引券を使ってみたが、未だ有効期間前だとのこと。
にもかかわらず、やはり今日もメニュー表より100円割り引かれた450円だった。
しかもまた辛子高菜を土産にもらった。

額から玉のような汗を垂らしながら、ラーメン屋裏手の秘密の通路みたいな細道を伝ってフェリー埠頭へ戻った。
この埠頭の常として、今日も釣り糸を垂れる人の姿が目に入った。
空が広い。

そして後ろを振り返れば"さんふらわあ あいぼり"。

全ての用事も済ませたし、そろそろターミナルビルへ入ることにしよう。

「山は富士 海は瀬戸内 湯は別府(その4下)」へ
http://shiunmaru.at.webry.info/201608/article_5.html
http://shiunmaru.at.webry.info/201608/article_3.html
7月14日
今日の朝食は個室でいただく。
昨日とはメニューが変わり、客を飽きさせない旅館側の配慮を感じられた。

今回の旅行は中二泊だけなので、今夜には別府港から帰途につく。
チェックアウトしてからフェリーの時刻まで、どういう順序で過ごそうか考えた。
といっても昼飯は"亀正くるくる寿司"、温泉は明礬温泉"湯の里"と決めていたので、問題はどちらが先かという事だけだ。
ホテルの玄関を出てから、意思が定まらぬまま鉄輪バス営業所までやって来た。

先に明礬温泉に行って、亀正くるくる寿司を後にした場合、昼飯と晩飯との時間が狭まりフェリーの中でバイキングの食い死にができないかもしれない。
逆にした場合、亀正くるくる寿司に開店早々入店できるので一昨日の様に待たされずに済むし、温泉に長時間浸かり腹ペコになった状態でフェリーに乗ることになるので、鬼のようにバイキングにがっつくことができる。
私の高速真空管がはじき出した答えは、『亀正くるくる寿司を先にして明礬温泉を後にする。』であった。
順序が決まると早速バス営業所脇のいでゆ坂をブラブラと下った。

しかし、時刻は未だ10時を少し過ぎたころ。
亀正くるくる寿司の開店時刻は11時。ここから亀正くるくる寿司へはすたすた歩けば15分程で着いてしまう距離だ。
スーパーマルショクで発泡酒を買い、店頭の喫煙コーナーで煙草を吸いながら飲むなどの時間つぶしをしつつ、ゆっくりとした足取りで坂を下った。
それでも開店20分ほど前には亀正くるくる寿司に到着してしまった。
驚いたことに、開店待ちの先客が既に10名以上居る。
駐車場に止まっている車は大分ナンバーだけではない。福岡や山口などの県外ナンバーも散見される。中には千葉の習志野ナンバーなんてのも居る。
『いやはや、本当に人気店なのだな~』と感心する。
昔の国鉄並みに正確な11:00ジャスト、糞暑い店外から冷房の効いた店内へと誘導された。
開店早々の客は結局20名程度だったので、席に誘導された時点では御覧の通りまだまったりとした雰囲気。

しかし、あれこれ品定めしているほんの10分足らずの間にあっという間に満席になった。
先ずはお気に入りの白味噌味噌汁を頂く。
この世で一番うまい飲み物は山崎でもフカヒレスープでもなく、緑茶と味噌汁だと思う。
『日本に生まれてよかった。』と実感できる味だ。

一昨日この店を利用した時は既に正午を廻っており、私の好きな"えんがわ"は終了していた。
今日はいの一番にこのえんがわを注文した。
巷の100円寿司で流通している怪しげな深海魚の背びれではなく、歴としたヒラメのえんがわを食べるのは久しぶりだ。
細かく糸切りされて巻き物で提供されたのは意外だった。
鮮度が良すぎるせいか、えんがわ独特の生臭さが感じられないのがちょっと物足りなかった。

えんがわが自分の欲求と合致しなかったので、ハズレの無い鯵に切り替えた。

そして、一昨日改めて見直した"さわら"。
これは本当に美味かった。しかも最安の\130皿にカテゴライズされているから尚嬉しい。

鹿児島産かんぱち。
関東ではブリより格下に位置付けられているが、見た目も味も素人にはブリとの違いを感じられない。

今回は少し変わった"はも"も注文した。
京都では高級食材として知られているが、京料理で提供されるはもは大抵九州産である。
ここではさわら同様最安の\130皿のネタとして扱われていた。

"えんがわ"や"はも"もそれぞれに良かったが、私にとっては"さわら"と鯵が最高に気に入ったので、"はも"以降も何度か追加で注文した。
今日も20貫程度食べたが、私の好きなネタが安皿ばかりだったため2千円でお釣りが来た。
正午過ぎに会計を済ませ店を出たときには、一昨日私が待たされた待合スペースは勿論のこと店外にも多くの客が列をなして入店呼び出しを待っている状態だった。
腹いっぱいになったので、後はフェリーの時刻までひたすら温泉に入るのみ。
今朝まで滞在していた鉄輪を通り過ぎ、明礬温泉へと向かう。
九州横断道路を経由して明礬温泉方面へ向かう系統は本数が少ないが、予めバス停の時刻表をスマホのカメラで撮影しておいたので、それに合わせて店を出た。
この"湯の川口"というバス停が亀正くるくる寿司の最寄りのバス停。

バスは時刻表通り直ぐにやって来た。
車内には中国語圏の観光客が数人乗って居た。
彼らは、私が先ほどまで泊まっていた"黒田や"を通り過ぎてすぐの海地獄で降りて行った。

昨日は小雨がぱらついていたが、今日はじりじりと照り付ける南国の日差しの下、明礬温泉の地蔵湯前バス停を降りる。
周囲は、暑さを増強させるかの如く山々に木霊する蝉の声と猛烈な硫黄臭に覆われていた。

今日も外国人団体さんの姿は見かけなかった。やはり隣県熊本で起きた大地震の風評被害のせいなのだろうか。
団体さんを乗せた観光バスが来たとしても、彼らは土産屋や湯の華小屋を冷かすだけで露天風呂には足を踏み入れないから助かる。
昨日と同じように湯の華小屋の間を抜け、坂を上り茶飲み処に到着した。
今日は先客が一組湯上りに飲み物を飲んでいた。

折角晴れているので風呂の写真を撮ろうかと思ったが、晴れていればこそ客が来るわけであり、3時間超の入浴中一人きりになる機会はなかった。
写真撮影は出来なかったが、別府最後の午後に嫌と言うほど全身に硫黄成分を付着させ風呂を上がった。
地蔵湯前バス停からの景色。
昨日は大分自動車道の橋でさえガスに霞んでいたが、今日は別府湾までよく見える。

途中鉄輪営業所でバスを乗り換え、別府国際観光港に寄るタイプの系統で下界へ下りた。

フェリーの時間までまだだいぶ余裕があるので、フェリーターミナル前をパスして2つ先の別府交通センターバス停で下車した。
この交通センター1階は大分県特産のお土産コーナーとなっており、職場へのちょっとした土産を探すのに好都合だ。
亀の井バスの"Myべっぷフリー乗車券"に付録でついているクーポン券を使うと、土産品を1割引きで購入できるので他所で買うよりもお得である。

岸壁伝いにブラブラ歩き、フェリーターミナルへ向かう。
今日これから乗船する船は、"さんふらわあ あいぼり"。
昨日同じ場所で僚船"さんふらわあ こばると"の出港シーンを見届けたが、今日は自分が船に乗る番だ。

乗船手続きだけ済ませ、また国道沿いの長浜ラーメン屋に入った。
これからフェリーのレストランで食い死にするために出来るだけ腹を空かせておくべきだったが、どうしても我慢ができなかった。
替え玉まで注文してしまった。

早速昨日もらった100円割引券を使ってみたが、未だ有効期間前だとのこと。
にもかかわらず、やはり今日もメニュー表より100円割り引かれた450円だった。
しかもまた辛子高菜を土産にもらった。

額から玉のような汗を垂らしながら、ラーメン屋裏手の秘密の通路みたいな細道を伝ってフェリー埠頭へ戻った。
この埠頭の常として、今日も釣り糸を垂れる人の姿が目に入った。
空が広い。

そして後ろを振り返れば"さんふらわあ あいぼり"。

全ての用事も済ませたし、そろそろターミナルビルへ入ることにしよう。

「山は富士 海は瀬戸内 湯は別府(その4下)」へ
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