青春18きっぷ京都旅行(02)

「青春18きっぷ京都旅行(01)」から
http://shiunmaru.at.webry.info/201401/article_131.html

明けて12/31大晦日
カーテンを開ければなんと雪ではありませんか。
昨日はパラついただけで街を白く染めるに至りませんでしたが、今日は期待できそうです。
既に家屋の屋根や駐車場の車の屋根はうっらと雪化粧していますし予報でも近畿は大荒れとのこと。
雪の京都なんて初めてです。
が、しかし・・
シャワーをやったりコーヒーを飲んでるうちに段々大変なことに・・
マジかよ・・ ちょっと降りすぎだよオイ・・
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今日は遅くとも14時の新快速で京都を発たなければならない予定なので、9時半にはチェックアウトして観光を再開するつもりだったのですが、ちょっと外に出るのが憚られる状況になってきました。
結局チェックアウトしたのは11時近く。
さてどこに行ったものか。
昨日見なかった金閣か、東山の銀閣か、あるいは京都駅南の東福寺か・・
銀閣は京都駅からは遠いですが、ホテルすぐ横の地下鉄駅から行けますので体は自動的に地下道へ、しかし階段を半ば降りたところで「いや、待てよ。こんな凄い雪の日に銀閣なんぞに行って果してアクティブに動き回れるだろうか?」との疑問が生じ、やばくなったら直ぐに京都駅に撤収できる距離にある東福寺に行くことにしました。
東福寺に行くには二条から山陰線で京都に出て、奈良線に乗り換え一つ目です。
JR二条駅までは10分程度の道程ですが、駅に着く頃には映画八甲田山状態になってしまいました。
鏡を見れば眉にまで雪が積もり、まるで昔話のおじいさん状態です。
高架ホームに上がってみると、上り京都行きは約10分遅れとのこと。
これが私の判断を鈍らせました。
「嵐山は昨日行ったばかりだが、こんな雪の日は定めし美しいだろう。いや、もう一駅乗って保津峡まで行けばホームに居ながらしにして美しい景色を堪能できるかもしれない」
折しも下り亀岡行きは遅れてきた上り京都行きと同時にホームに滑り込んできました。
ドアが閉まる寸前まで悩みましたが、気付いたら下り電車の客となっておりました。
雪の勢いが半端でないので、今日は花園駅から仁和寺は見えません。
電車が嵯峨嵐山に到着すると、「当駅で特急の通過待ちのためしばらく停車します」と車内放送が入りました。
待つことが嫌いな私は次の保津峡まで乗ることをやめ、ここで下車しました。
しかし、いざ改札を出てから「既に何度も訪問した嵐山よりも、まだ行ったことの無い場所に行って見よう」と思い立ち、北口から外に出て嵯峨の大覚寺に向かうことにしました。


何となく駅の北の方角にあることだけは知っていたので闇雲に坂を上がりましたがどうやら道を間違えた様です。
洛中に比べて雪が一段と激しいのと手がかじかんでしまっためカバンから地図を出す気にもなれず、個人宅の敷地内や畑など道亡き道をやけくそでぶった切り、大幅に遠回りして何とか大覚寺に到着しました。
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大覚寺の案内所に着いた時にはコートに2~3センチ大の海老の尻尾が付着し、髪や眉にこびりついた雪も一度や二度首を振っても落ちない量に達しておりました。
しかし雪は汚いものを総て覆い隠してくれます。
音のみならず色をも吸い込んで辺り一面の景色を水墨画のようにモノトーンに変えてしまいます。
深々と積る雪のなかに幽然と現れた菊の御門の何と美しいことでしょう。
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天皇家南朝ゆかりの有名な寺社ですが、こんな天気では観光客も少なく、たっぷりといにしえの雰囲気に浸ることが出来ました。
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往路の反省から帰りは嵯峨嵐山駅までバスを使う積もりでおりましたが、生憎次のバスまで10分もあります。
「えぇい、どうせ雪まみれになっちまったんならこの際雪だるまになっちまえ!」と覚悟を決め、復路も雪中行軍で駅まで向かいました。
時刻は未だ12時半程度ですが、ひょっとしたらこの大雪でダイヤが乱れているかも知れませんから、これ以上の観光は控え山陰線の快速電車で京都駅に戻ることに致しました。
京都に着くと案の定東海道線のダイヤは軒並み乱れていました。特に琵琶湖西岸を走る湖西線のダイヤの乱れが激しく、この影響で湖西線以外の新快速も概ね20分程度遅れておりました。
当初の予定では14時に京都を出る電車に乗る積もりでしたが、一応大事を以って一時間早い13時の新快速で京都を後にしました。
この電車は何故か定刻通り参りましたが、次の山科で先行の湖西線列車の影響で早くも5分遅れ、結局米原には20遅れで到着しました。

予定より1時間早い新快速で都落ち
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ここより東は蕎麦つゆが関東風になってしまいますから、最後の関西風味を堪能するため立ち食い蕎麦屋により、14:30大垣ゆきで関西に別れを告げました。
米原以東はJR東海です。この電車は本来接続するはずのJR西日本の新快速の遅延を待たず、無情にも定刻通り米原を発車しましたから、京都発を一時間早めておいたことは正解でした。
関ヶ原を越えると雪は激減し、急に夢の世界から現実に引き戻されたような幻滅を感じました。
大垣に着くと雪は殆ど無くなりましたが代わりに風が強くなり、寒さはむしろ増したような気さへします。
大垣から乗った新快速はひたすら単調な中京地区を行きますが、それでも三河三谷付近から見える三河湾の夕景には僅かに心を動かされました。
浜松でくそ面白くも何とも無いロングシードの電車に乗り換え一時間強辛抱すれば、静岡では特急型車両のご褒美にありつけます。
19:30静岡発338Mは乗り鉄の間ではちょいと知られた乗り得列車です。
373系と呼ばれる特急型車両を使用し、しかも静岡~東京というロングランを乗り換え無しで移動できます。
静岡のコンビニで買った弁当をつつきながら、横浜までの三時間を優雅に過ごしました。

定期運行の乗り得列車としては最長距離を走る338M
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このままままっすぐ帰宅しても良いのですが、あと2時間で元旦ですし、横浜在住のそあとれさんと初詣に行く事にしました。
今夜は電車が終夜運転なので電車で行くことを想定していましたが、そあとれさんが車を出してくれたので大変助かりました。
さらに凧船長さんも合流して、森戸神社へお参りする事にいたしました。
かの有名な鶴岡八幡宮と同一方向のため、道路が途中から混むのではないかと危惧しましたが、不気味にスイスイ来て横浜から30分ほどで逗子に到着しました。
初詣と言うからには年が明けている必要があるのですが、平成23年までまだ一時間以上ありますので海辺の小洒落たカフェっで女子のごときデザートを注文し時間調整しました。
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森戸は、一昨年分社の名島に運子をしてから散々な目に遭わされた恐ろしい神社ですが、そうした神社だからそこ禊のために初詣すべきと考えました。
平成23年、「良い事」は起きないかもしれませんが、一昨年以上の「悪い事」が起きなければそれで結構で御座います。
参拝客は主に徒歩圏内の方々で、駐車場にはあっさりと入れました。
森戸神社徒歩圏内に住んでいるという事は、その時点で莫大な資産家である事を裏付けているわけですが、そうした方々に神頼みの必要性があるのか?と被搾取階級の私からはとても不思議に感じられます。
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みくじは芳しくありませんでしたが、「どうせろくな事は無いだろう」ぐらい魚程度の脳みそでも分かるような時代ですから、嘘くさい大吉よりも理にかなっていると言えましょう。
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この後そあとれさんに横浜まで送ってもらい、そこから湘南新宿ライナーの終夜運転電車で武蔵小杉までとんとん拍子に帰れましたが、なんと南武線が終夜運転をやっていないことが判明。
初電まで2時間近くあります。
青春18きっぱーの私がタクシーなど使うはずもなく、凍てつく星空の下15kmの道のりを線路沿いに歩いて帰ることといたしました。
そういえば今朝(厳密には昨日)も大覚寺で雪中行軍したっけな・・・
年を跨いでも、西国から東国に戻ってきても本質的にはやってる事に大差ないような様な気がします。
「末吉」ならではの身の丈に合った一年の始まりとなりました。

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